2011年6月 7日
iOSアプリとMacOSXアプリが同時に開発できるオープンソース
名称:Chameleon Project (カメレオン プロジェクト)

【特徴】
iOSでiPhone/iPad向けに開発したアプリを少ない修正でMacOSXでも使えるようにできる。
【検証】
現時点で実装済みのフレームワークとサンプルアプリのファイルが
ダウンロードできましたので、まずはサンプルのプロジェクトファ
イルをビルドしてみました。
Chameleonのフレームワークを使って開発したプロジェクトは、XCode
でビルドするターゲットをiOSまたはMacOSXに切り替えるだけで、2つ
のアプリを生成できます。
下記は一つのプロジェクトファイルから、iPhone(左)とMacOSX(右)
のアプリを2つ同時にPC画面に立ち上げてみた画像。
「Click Me!」をクリックすると赤いAppleが拡大・縮小するアニメーション。

ダウンロードしたファイルには、サンプルプロジェクトの他に、
「音楽」「動画」「ユーザーインターフェース」「課金」
「アドレス帳」「メッセージ通知」
などに対応したフレームワークが添付されていました。
その中で、iPhoneの洗練されたユーザーインターフェース用フレームワーク
「UIKit」のソースコードにまず目を向けて、MacOSXでも動作するように
再構築されているのを確認しました。
【まとめ】
情報によれば、現時点でUIKitの実装率は60%程度、その他のアクセシビリティ
への対応がまだ課題があるとの事でした。
アプリにもよると思いますが、iOS用に開発したアプリをMacOSXでも再利用
したいと考えた場合には、非常に関心高まるオープンソースだと感じました。
その際、注意したいのはやはり、アプリの画面構成の違いではないと思います。
iPhone/iPadではユーザーが操作するのは常に一つの画面ですが、Macでは複数
の画面を使うという事を考慮する必要があると思います。
今後も動向をチェックして、弊社のアプリ開発業務にも活用したいと思います。
2010年5月28日
iPadのディスプレイは9.7インチでなぜ「大画面」なのか?
本日、ようやく日本でもiPadが発売されました。
それにあわせて、先日より日本のAppStoreでもAppleのiBooksアプリやiWorkアプリが発売されています。
プリインストールのアプリを含めて、Appleのアプリのユーザーインタフェースはよく考えられていて、自然なタッチ操作で快適にアプリを使うことができます。
アメリカでの発売と同時にiPadを入手して、2ヶ月近く研究をしてきました。また、多くの方にiPadを見てもらいました。
その中で改めて認識したのは、iPadの快適な使用感を実現する、「大画面」ディスプレイの重要性です。
iPadのディスプレイの大きさは9.7インチです。対角線で約25センチです。
iPadはいちおうモバイル機器ですので、パソコン用のディスプレイと比べればもちろん「小さい」です。多くのノートパソコンのディスプレイよりも「小さい」です。
iPadのディスプレイの解像度は、1024 x 768ピクセルです。何年か前は、この解像度がパソコン用ディスプレイで主流だった時期もありますが、今となっては「小さい」です。
また、そもそも比べるのも変ですが、40とか50インチの大画面テレビが普及している中で、9.7インチのiPadのディスプレイは「小さい」です。
このようにスペック上は「小さい」のですが、実際に使ってみると、それらの数字以上に「大きい」と感じるのです。
私はiPhoneやiPadのアプリを開発する立場ですので、スペック上は「小さい」ディスプレイが、なぜ「大きい」と感じるのか、その理由を理解して、アプリの企画や設計、製造に活かさなければなりません。
2ヶ月近くの研究で、その理由を次のように考えました。
--- シングルアプリであること ---
iPhoneやiPadの欠点として、複数のアプリを同時に使えないということがよく話題になります。
ブラウザを起動すればブラウザしか見ることができませんし、メールアプリを起動すればメールを書くか読むことしかできません。通常のパソコンで同時に複数のアプリを起動して複数の作業をこなすということが、iPhoneやiPadではできないのです。
このことによって、iPadでは一つのアプリが9.7インチのディスプレイの全面に表示され、ユーザーはそのアプリに集中せざるをえません。集中するからこそ一つのアプリの中で10本の指を使って様々な操作ができ、「小さい」ディスプレイを「大きい」と感じるのだと思います。
--- ディスプレイ以外に操作部が無いこと ---
iPhoneやiPadのディスプレイ面には、ホームボタンと呼ばれるボタンが一つだけあります。そのボタンはアプリを終了する時に押すもので、アプリの使用中に押すことはありません。アプリの操作はすべてディスプレイを触ることによって行います。
ここでも、やはりディスプレイに集中することになります。
(次のバージョンのOSではホームボタンの役割が増えますが、アプリ操作の一部として使わないということに変わりはありません)
--- 顔に近いこと ---
iPadは机や膝の上に置いたり、あるいは本体を手で持って操作します。テレビやパソコンのディスプレイと比べて、多くの場面でiPadは私たちの顔の近くにあります。
車のレースゲームやバイオハザードのようなゲームを試してみました。レースゲームはiPad本体を両手で持って本体の傾きでハンドルを操作するので、顔のすぐそばにディスプレイが来ることになります。すると、美麗なグラフィックが目の前に迫り、ものすごい迫力です。
目の前にある9.7インチのiPadは、数メートル先にある数十インチの大画面テレビに匹敵するほど「大きい」と感じます。
大画面テレビは持ち運ぶことはできませんが、iPadは気軽に持ち運べるので、大画面テレビに匹敵する迫力のゲームやムービーを、どこでも気軽に楽しむことができます。
--- 比較対象がiPhoneや他の携帯端末であること ---
iPadが発表された時に、「iPhoneやiPod Touchがただ大きくなっただけではないか」という声が聞かれたように、今のところiPadは、iPhoneやその他スマートフォンなどの携帯端末と比較されることが多いです。
それらの携帯端末と比べると確かに実際に「大きい」のです。
週末にじっくりiPadを使い、週明けの通勤時にiPhoneを使うと、iPhoneのディスプレイががっかりするほど小さく感じます。
--- 「大きい」画面でも操作しやすいこと
通常のパソコンの「マウス」を使った操作では、ディスプレイが大きくなればなるほど画面内でのマウスカーソルの移動距離が大きくなり、操作しにくくなります。
iPadでは画面に触れて操作しますので、マウスカーソルを動かす必要はありません。画面の左上にあるボタンを触ったすぐ直後に、画面の右下にあるボタンを操作することができます。直後ではなく、『同時』に操作することさえできるのです。(iPadの仕様上は、同時に11本の指まで認識するそうです)
直感的に効率良く操作できますので、「大きい」と感じるのだと思います。
--- とにかく美しいこと ---
ディスプレイに表示されるすべてが美しいです。
写真やムービーや内蔵の日本語フォントなどにとにかく圧倒されます。
ただそれだけで迫力があるのです。
=========
iPadのディスプレイの実力は、それを活かすアプリによって初めて発揮されます。
「効率よく直感的に操作できるアプリ」の開発を心がけたいと思います。
iPadは日本でもようやく発売されましたので、お近くの販売店で、ぜひ実際に触ってみてください。
当方のiPadのデモも可能です。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
2010年5月24日
iPhone / iPadの内蔵フォント
iPhoneやiPadアプリ内でテキストを表示する場合、それらに内蔵されているフォントで表示されます。
もちろん私たちが気になるのは、日本語フォントです。
今までのiPhoneやiPod Touchでは、「ヒラギノ角ゴシック」しか日本語フォントが内蔵されておらず、明朝体は入っていませんでした。
アプリの雰囲気によっては明朝体を使いたいこともありますが、その場合は別途フォントを用意するか、あるいは画像で表現する必要がありました。
iPad(iPhoneOS 3.2)を調べたところ、(日本語に限らず)内蔵フォントが格段に増えていました。
内蔵フォントをすべて列挙するのは長くなってしまいますので、iPhoneとiPadの差分のみ、末尾に列挙します。
その差分を見ると、iPadには「ヒラギノ明朝」が内蔵されています。
これでiPadアプリでの日本語文字表現の幅が広がります。
参考に、実際のiPadでテストアプリを起動してヒラギノ明朝を表示させた時のスクリーンショットを掲載します。iPadの高品質ディスプレイでは、大変美しく表示されています。

iPhone / iPadに内蔵されているフォントは、次の無料アプリを使うことによって、実際のフォントを見ながら調べることができます。
--------------------------------------------------------
iPhone Only
-- Arial Unicode MS
ArialUnicodeMS
--------------------------------------------------------
iPad Only
-- Academy Engraved LET
AcademyEngravedLetPlain
-- Baskerville
Baskerville
Baskerville-Bold
Baskerville-Italic
Baskerville-BoldItalic
-- Bodoni 72
BodoniSvtyTwoITCTT-Bold
BodoniSvtyTwoITCTT-Book
BodoniSvtyTwoITCTT-BookIta
-- Bodoni 72 Oldstyle
BodoniSvtyTwoOSITCTT-Book
BodoniSvtyTwoOSITCTT-BookIt
BodoniSvtyTwoOSITCTT-Bold
-- Bodoni 72 Smallcaps
BodoniSvtyTwoSCITCTT-Book
-- Bodoni Ornaments
BodoniOrnamentsITCTT
-- Bradley Hand
BradleyHandITCTT-Bold
-- Chalkduster
Chalkduster
-- Cochin
Cochin-BoldItalic
Cochin-Italic
Cochin-Bold
Cochin
-- Copperplate
Copperplate-Bold
Copperplate
-- Didot
Didot-Italic
Didot
Didot-Bold
-- Futura
Futura-Medium
Futura-CondensedExtraBold
Futura-MediumItalic
-- Gill Sans
GillSans-BoldItalic
GillSans-Bold
GillSans
GillSans-Italic
-- Helvetica Neue
HelveticaNeue-BoldItalic
HelveticaNeue-Italic
-- Hiragino Mincho ProN
HiraMinProN-W3
HiraMinProN-W6
-- Hoefler Text
HoeflerText-Black
HoeflerText-Italic
HoeflerText-BlackItalic
HoeflerText-Regular
-- Marker Felt
MarkerFelt-Wide
-- Optima
Optima-BoldItalic
Optima-Regular
Optima-Bold
Optima-Italic
-- Palatino
Palatino-Italic
Palatino-Bold
Palatino-Roman
Palatino-BoldItalic
-- Papyrus
Papyrus
-- Party LET
PartyLetPlain
-- Snell Roundhand
SnellRoundhand-Bold
SnellRoundhand
-- Zapf Dingbats
ZapfDingbatsITC
2010年4月26日
iPadを開封する子供たちの様子を観察してみました。
開発用に取り寄せたiPadが、4月7日に届きました。
今までに無い形態の物体に子どもたちがどのように反応するのか、私の4歳と7歳の息子たちに開封させました。
息子たちはiPhoneは何度か触ったことがありますが、もちろんiPadに触るのは初めてです。
まずは開封の様子です。
アクティベーション前なので操作はできませんでしたが、「でかいiPhone」という認識はできたようです。
続いて、いくつかのアプリをインストールしてから触ってもらいました。
アプリの起動、終了は、教えなくてもできました。アプリを起動してからは、どのように操作してよいのかはあまりわからない様子でした。インストールしたアプリが良くなかったのでしょうか。
しかし、「何かワクワクするもの」という感覚はあったようです。



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